2021年4月21日、KOSGEB (トルコの中小企業開発機構)とJICA(独立行政法人国際協力機構)は3億ドルの融資契約を締結しました。このJICAのローンは、世界銀行と連携した協調融資プロジェクトの枠組みの中で提供されています。
この3億ドルの枠は、パンデミックの影響を受けた零細および中小の製造業および、2017年以降に設立された新技術開発型の新興企業を対象としています。この協定により、これらの企業による資金導入が容易になります。
本契約はKOSGEB社長のHasan Basri Kurt(ハサン・バスリ・クルト)氏とJICAトルコ事務所長の井黒伸宏氏によって署名されました。式典で、KOSGEB社長のKurt氏は、JICAとはウィンウィンのコンセプトで協力関係を築いており、今後さらにこの関係を改善していきたいと語りました。Kurt社長は「トルコの地理的な優位性は投資に於いて重要です。 若い労働力がたくさんあります。日本人の友人と協力して、これらを活用して付加価値を生み出していきたいと思います。」と語りました。
JICAトルコ事務所長の井黒伸宏氏は署名にあたり喜びを表明、「私は、トルコ経済で重要な役割を果たす零細および中小企業にとり、このプロジェクトの重要性を認識しています。また、これは従業員の仕事を守るという社会的な意味での重要なプロジェクトだと思います。零細および中小企業がコロナ下およびコロナ後のトルコ経済に自信を持って貢献することを願っています。」と語りました。
参照: アナドル通信社