「マルマライ」鉄道トンネル、ボスポラス海峡の下、アジアとヨーロッパを結ぶ初めてのトンネルです。2004年に着工し、2013年に開通、運転を開始しました。実はこのトンネルのアイデアは古くオスマン帝国末期に発案されたものです。海底部分の長さは約1400メートル、日本の大成建設により「沈埋工法」で施工されました。東京湾トンネルと同じ工法、マルマライでは、約110mの長さのコンクリート製のトンネルを11本つくり、深度100m程度の海底でつないで埋めました。ボスポラス海峡は海流の流れも速く、目で見ても川のように流れているのがわかります。しかも、上層と下層で反対方向に流れています! その海底に巨大なコンクリート構造物を沈めて繋げる? いったいどんな工事だったのでしょう。 そしてなぜそんな難しい工法にしたのでしょう・・・。